どうしても抜かなければならない歯ができてしまった場合でかつ別の不要な歯があった場合にその歯を1度抜き別の場所へ移して植えてやる事により機能の回復を図ろうとする事で、歯牙移植は主に、奥歯が抜けてしまったところに親知らずを移植します。
そのため、移植に使用可能な健康な8番(親知らず)が生えていることが、移植の最低条件です。
場合によっては親知らず以外の歯を移植歯として用いることもありますが、親知らず以外の歯を移植する場合には一切保険は利きません。
また、親知らずを移植する場合でも保険適用となるためには、抜歯したその日のうちに親知らずの移植を行う必要があります。
条件にあった歯が必要なので全ての場合に可能ではありませんが、条件さえ合えぱ、自分の歯なので大変良好な結果が期待できます。費用的にもインプラントのほぼ半分程の費用で済みます。
歯牙移植は全ての歯科医院で行われているわけではありませんので、是非一度ご相談下さい。
症例
第2大臼歯が虫歯で抜かなければいけない状態であったので、健全な親知らずを1度抜き第2大臼歯(7番目の歯)の部位に移植した症例。